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勉強ってどれくらい大切なのでしょう?
なんで勉強しなきゃいけないの?
生徒からもよく聞かれる質問です。
確かに大人になってから
三角形の合同証明をしたり、sin, cosなどの知識を使うことは
あまりないでしょう。
私自身も勉強をすることが
子供にとって一番大切だ、とは
あまり思えません。
個人的な感覚では、
いくつかある大切なことのひとつ
というくらいでしょうか。
多くの中学生・高校生は
人間関係をとても大切にしています。
友達と楽しく過ごすこと、
共通の話題についていくことを
特に大切にしているようにみえます。
女子はもちろん、最近は男子も
こういうことにとても敏感になっている気がします。
確かに人付き合いはとても大切なことです。
良い人間関係を持つ人が
幸福になるという研究結果も出されているくらいです。
子供たちも本能的にそういうことを感じているのでしょう。
大人になってからも
集団の中で自分の役割が皆に認められているということは
大きな生きがいになるでしょう。
また、勉強が苦手でも
自分の気持ちに素直に生き、
人間関係に恵まれ幸せに生きている人がたくさんいます。
逆に勉強はできたけれど
仕事や人付き合いは苦手という人も多いでしょう。
さらに、就職においても
学歴のウェイトは昔より減っているように思います。
最低限の学力さえあれば、
あとはその人が周りと協力できるのか、
チームの一員として活躍できるのかという点が
よくみられているようです。
会社に属さず自営、起業、フリーランスとして身を立てる際も
学力よりは、その人のSNSフォロワー数や情報収集力のほうが
役に立ちそうです。
こういう風に考えると、勉強ができるというのは
実はその人の幸せにあまり関係ないのではないか?
例えばちょっと背が高いのと
同じくらいのアドバンテージしかないのではないかとも思えます。
ただし、私は
子供たちが勉強しなくても良いと考えているわけではありません。
勉強を頑張っている子は、
なんだか自身の人生に真剣に向き合っている子が多いようにみえます。
頑張ればすべての問題が解決するわけではありませんが、
目標を決め、努力し、うまくいかなければ情報を集め、
方法を変え、また努力する、
今の日本は生きづらいところもありますが、
こういう努力が無になってしまうほど
厳しい社会ではないと思います。
むしろインターネットのおかげで
様々な形の成功や幸せが生まれているような気がします。
逆に、勉強いやいやモードの子は、
まだ誰かが助けてくれる、なんとかなる、
先のことを考えたくないという子が目立ちます。
自分で考えない、人に任せるという生き方は、
今の世の中では
お金と時間を無制限にむしり取られていくことにつながるでしょう。
私は子供たちに勉強を通して
自分の人生に正面から向き合う練習をしてほしい
と考えています。
高校受験は成功体験を積む良い機会です。
ひねくれず、目標を決め、情報を集め、
努力と考えることをやめなければ、
いろいろな形の成功が待っています。
それは高校合格か就職か独立か、
よい仲間を持つことか、どれかはわかりませんが、
世の中の変化により
昔より幸せの形が選べるようになったのは事実です。
ただし、大人の言うことを聞き良い子にしていれば
すべてうまくいくとも思ってほしくありません。
良い人間関係も、清潔感を保つことも、
少しおしゃれすることも、勉強と同じくらい大切だと思います。
こういうことは学校では習いませんし、世の中の変化とともに変わっていくので
子供たちが自分で見極めていく必要もあります。
勉強は大切ですが、
あくまで数多くの大切なことの内のひとつです。
こういうバランス感覚をもっていれば、
一つのことに依存しなくなります。
大切なことが複数あれば、ひとつ失敗しても大丈夫です。
受験に失敗して過度に落ち込むことも、
逆に全然勉強しないという選択をとることも
減るのではないでしょうか。
長文失礼しました。
最後に
我が家のペットもこちゃんで癒されてください。
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